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当会の目的

「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」は、2023年1月11日に数名で立ち上げ、オンラインで署名活動を開始しました。2月8日には、それらの署名をもとに会見を開きました。「女たちの会」であるのは、いくつも理由があります

岸田政権は5年で43兆円、GDP比2%という防衛費の増額を打ち出しましたが、それは、突然起こったことではありません。2015年、放送法の新解釈が行われ、同年、安保法制が決まり、軍事研究への扉が開き、南西諸島への自衛隊配備が始まりました。2020年には、日本学術会議への政府の介入も起こりました。

2022年、防衛力強化の有識者会議では軍事産業の拡大と輸出が表明され、政府は安保3文書を閣議決定しました。2024年、日本は米国やヨーロッパと共に、軍拡に向かって一層早く走り出しました。日本は「新しい戦前」に入ったのです。

しかし、戦前とは異なる大きな点があります。それは、当時は女性に参政権がなく、今はある、という点です。

女性は今なら、声を上げられます。私たちの会は、軍拡によって少子化対策や労働者の賃上げ、女性や1人親家庭、非正規労働者、子どもなど、社会的弱者のための公的支援の政策が、マイナスの影響を受けること、日本の教育への公的支出が先進国で最低レベルである状況に、重大な危機感を持っています。

女性が参政権を持って初めて迎えるこの新しい「戦前」を、ミサイルが鳩になって飛んでいく世界に変え、「戦前」という言葉を永遠に消すことができるよう、ぜひ皆の力で変えていきたいのです!

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共同代表
田中優子
法政大学元総長



当会のメンバー(五十音順;ホームページへの氏名掲載を承諾したメンバーのみ)

青木正美麻酔医
上野千鶴子WAN理事長、東京大学名誉教授
岡野八代同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教員
奥谷禮子ザ・アール創業者
海北由希子自営業
木村明子弁護士
清末愛砂室蘭工業大学大学院工学研究科教授
小林ふみ子法政大学文学部教授
酒井かをり元出版労連中央執行委員長・元MIC副議長
杉浦ひとみ弁護士
関根里奈子お茶の水女子大学ジェンダー研究所アカデミック・アシスタント、大正大学他非常勤講師
武井由起子弁護士
竹信三恵子ジャーナリスト、和光大学名誉教授
田中優子法政大学元総長
辻山栄子早稲田大学名誉教授
内藤和美WAN副理事長
橋本智子弁護士
東村アキコ漫画家
菱山南帆子市民運動家
平井美津子大阪大学・立命館大学非常勤講師
ぼうごなつこ漫画家
前田佳子日本女医会会長
松原文枝映画監督
望月衣塑子新聞記者
和田静香ライター

Change org.での署名から始めた活動

2023年1月に立ち上げたこの会は、下記のようなChange org.で署名を求め、1カ月足らずで約8万筆の賛同を得て、自民党はじめ各政党に署名を手渡しました。

2023年1月13日      
平和を求め軍拡を許さない女たちの会

署名者
望月衣塑子新聞記者
平井美津子大阪大学・立命館非常勤講師
島田雅彦作家
駒井知会弁護士
中島京子小説家
狩野史枝与那国島の明るい未来を願ういそばの会
高橋済弁護士
吉永みち子コラムニスト
米澤明憲東京大学名誉教授
武市正人東京大学名誉教授
西山誠子入管面会活動「フレンズ」
長谷部大介DJ/サウンドプロデューサー
井上春生映画監督
向井徹編集者
鳥越俊太郎ニュースの職人
平嶋彰英立教大学経済学部研究所研究員
安彦恵里香Social Book Cafe ハチドリ舎
木村知医師・文筆人
古橋綾大学准教授
渡部睦美記者・編集者
三牧聖子同志社大学
本田宏NPO法人利用制度研究会副理事
前田亜紀ドキュメンタリー映像作家/プロデューサー
小野川文子北海道教育大学教授
吉岡正晴音楽ジャーナリスト
宮嶋みぎわ音楽家
津山恵子ジャーナリスト
黒部エリ叙述業
三上智恵映画監督
佐々木芳郎写真家・映像作家
加藤雅司歯科技工士
五野井郁夫政治学者
髙橋済弁護士
石田多叡子自営業
疋田哲夫放送作家
海北由希子自営業
川口真由美シンガーソングライター
松井寛子映画宣伝
柏崎智子新聞記者
大坂恭子弁護士
西山温子弁護士
出田阿生新聞記者
小林由比新聞記者
奥野斐新聞記者
藤原恵美子映画製作
青木正美医師
元橋利恵大阪大学大学院人間科学研究科招へい研究員
清末愛沙室蘭工業大学大学院教授
星野親行僧侶
丸川司文僧侶
加藤真悟僧侶
那須野あつ子僧侶
森祐昭僧侶
徳正俊平僧侶
木山響心僧侶
永井康子一般社団法人 WITH理事
原田冨美子編集者
大袈裟太郎ジャーナリスト・ラッパー
高瀬毅ノンフィクション作家
中山和郎合同会社 きろくびと
米田龍也日刊ゲンダイ
まのあけみ名古屋入管の人権侵害をなくす市民の会
高田健総がかり行動実行委員会共同代表
岡田元治株式会社リンク 代表取締役社長
アルテイシア作家
朝岡晶子団体職員
佐治洋CLP代表取締役
豊島智子ふくふく女将
山田厚史ジャーナリスト(デモクラシータイムス同人)
志葉玲戦場ジャーナリスト
山岡淳一郎ジャーナリスト
進藤榮一筑波大名誉教授
小林三四郎配給会社代表
山崎雅弘戦史・紛争史研究家
小泉朋映画プロデューサー
北原みのり作家
庵逧由香立命館大准教授
富岡Gricoドラマー
宮子あずさ看護師
猪股哲南西諸島ピースネット共同代表
中津留章仁劇作家/演出家
石山悦子演芸作家
大川和子遺品3Rディレクター
橋本智子弁護士
馬場安紀子医師
生田あい沖縄意見広告運動事務局長
上原公子元国立市長
秋山則子新聞記者
小林美穂子つくろい東京ファンド
比企敦子日本キリスト教議会(NCC)教育部主査
中谷臣東山高校教師
浜田真理子音楽家
深月ユリアジャーナリスト・女優
白井聡政治学者
高田昌幸大学教員
海野雅威音楽家
ジョー横溝『君に問う』編集長・ラジオDJ
松元ヒロスタンダップ・コメディアン
田中稔社会新報編集長
藤井誠二ノンフィクションライター
島薗進NPO東京自由大学学長
前川喜平元文科事務次官
三枝成彰作曲家
打越正行社会学者
長間信子与那国島の明るい未来を願ういそばの会
入福浜美津子与那国島の明るい未来を願ういそばの会
山口京子与那国島の明るい未来を願ういそばの会
増田雅昭会社員/音楽ブロガー
川上真二社会福祉士
立岩陽一郎InFact 編集長
北丸雄二ジャーナリスト・作家
宮崎亮新聞記者
竹田昌弘通信社記者
鈴木耕一般社団法人ガジン9代表理事
岡田行雄刑事法研究者
俵恭子矯風会グループ代表
永尾佳代熊本・原発止めたい女たちの会代表
シェリーめぐみジャーナリスト
松本圭介歌手
有田芳生ジャーナリスト
工藤剛史CLP取締役
中田亮音楽家
柏尾安希子神奈川新聞記者
黒田貴子歴史教育者協議会副委員長
丹羽雅代一票で変える女たちの会
後藤弘子千葉大
坂本昇歴史教育者協議会元副委員長
尾澤邦子イレの会
角田由紀子弁護士
志水博子グループZAZA
中妻雅彦花園大学特任教授
安次嶺美代子ジェンダーもんだいを考える会代表
安達寿子静岡市教職員組合書記長
岡山輝明元都立高校教員
ぼうごなつこ漫画家
青山ゆみこ文筆家/編集者
清義明フリーライター
布施祐仁ジャーナリスト
中野昌宏大学教員(社会思想史)
太田啓子弁護士
西谷文和フリージャーナリスト・路上のラジオ主宰
関昭生日本輸送サービス労働組合連合会執行委員長
深谷かほる漫画家
多田文明ジャーナリスト
本間龍作家
遠藤美幸ビルマ戦研究者
大井眞知子司法書士
加美嘉史仏教大学教授
川内有緒作家
安富佐織イラストレーター
せやろがいおじさんお笑い芸人・YouTuber
増田俊道大阪教育合同労働組合執行委員会
北明美福井県立大学名誉教授
石渡美奈会社経営者
三浦光紀ベルウッドレコード創業者
加瀬修一プランニングプロデューサー
石田純一俳優
山本直樹漫画家
高橋哲哉東京大学名誉教授
堀江栞アーティスト
日比野敏陽京都新聞記者・元新聞労連委員長
山岸素子NPO法人移住連事務局長
高橋千恵与那国島の明るい未来を願ういそばの会
鈴木エイトジャーナリスト・作家
石原燃劇作家・小説家
金井真紀文筆家・イラストレーター
土井三郎戦争をさせない1000人委員会_八幡
高良沙哉沖縄大学教授
本庄豊歴史教育者協議会副委員長
武井由紀子弁護士
神原元弁護士
寺脇研京都造形大学客員教授
大矢英代ジャーナリスト・シラキュース大学助教授
安里和晃大学教員
船橋淳映画監督
青木美希ジャーナリスト
ダニー・ネフセタイ木工作家・平和活動家
深田君代医師
荻原彩子食育コンシェルジェ
金井真紀文筆家・イラストレーター
山中武史編集者
杉原浩司武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表
佐藤章ジャーナリスト
具志堅隆松沖縄戦遺骨収集ボランティア代表
指宿昭一弁護士
茅野礼子フリーライター
鎌仲ひとみ映像作家
古賀茂明古賀茂明政策ラボ代表・元経産官僚
酒井かをり前出版労連中央執行委員長・前MIC副議長
湯川れい子音楽評論家・作詞家
土井由三9条平和小杉の会代表
嶋田由加里薬剤師
土田謙次歴史教育者協議会
景山佳代子神戸女学院大学准教授
鎌田慎也クリエイティブパートナー
西谷修哲学者
柿沼浩行メディアクリエーター
小川隆太郎弁護士
三輪記子弁護士
江崎啓子NPO法人熊本YWCA
スガナミユウ音楽家
豊剛秋雅楽演奏家
飯島滋明憲法学者
北角裕樹ジャーナリスト
山岡淳一郎ジャーナリスト
半田滋防衛ジャーナリスト
永田浩三武蔵大学教授
加山徹俳優
倉重篤郎ジャーナリスト
浜田敬子ジャーナリスト
関根光才映画監督
菅原直太映像プロデューサー
小山悠子歯科医師
堀由紀子編集者
笹本育子小学校教員
神田香織講談師
南彰元MIC議長
久保田貢愛知県立大学教員
小原美由紀ピースウォーク金沢実行委員
木山真英僧侶
木山真喜子僧侶
木山景星僧侶
木山愛沙美僧侶
木山寧海僧侶
龍尾沙樹僧侶
矢野風花僧侶
猿田佐世新外交イニシアティブ(ND)代表・弁護士(日本・米NY州)
Mr.スティービーお笑いタレント
後藤正文ミュージシャン
谷口真由美法学者
是枝裕和映画監督
小川たまかライター
佐高信評論家
古谷経衝作家
阿久沢悦子新聞記者
山田玲司漫画家
久保敬木川南小学校元校長
仁藤夢乃一般社団法人Colabo代表
右田隆九条への生還演者
小塚かおる日刊ゲンダイ
光平哲也映画監督
小内ゆい医師
高山広アクターディレクター
大島新ドキュメンタリー監督
きぬた泰和きぬた歯科医院長
坂井恵理漫画家
大江京子弁護士
志田陽子憲法学者
中條克俊歴史教育者協議会副委員長
野中ともよNPO代表
安積遊歩カウンセラー
知識明子NPO法人家庭科教育研究者連盟代表
米山淳子新日本婦人の会会長
柴田真佐子婦人団体連合会長
吉田万三東京都アジア・アフリカ・ラテンア連帯委員会理事長
山田博子婦人民主クラブ会長
吉川春子元参議院議員
後藤ひろみ東京AALA連帯委員会理事
公益社団法人日本女医会
松尾貴史俳優
升味佐江子弁護士
梅野光晴新聞記者
小川慎一新聞記者
鬼木洋一新聞記者
宮崎美紀子新聞記者
加藤益丈新聞記者
稲熊均新聞記者
青野慶久サイボウズ代表取締役社長
松岡宗嗣ライター
みたらし加奈臨床心理士・公認心理士
山崎桃生イベントプロデューサー
飯田裕子歴史教育者協議会
松尾良作中高教員
浅倉むつ子早稲田大学名誉教授
中野麻美弁護士
大沢真理東京大学名誉教授
大内裕和武蔵大学教授
おおたとしまさ教育ジャーナリスト
森達也映画監督・作家
鮫島浩ジャーナリスト
モバイルプリンススマートフォンアドバイザー
井田奈緒選択的夫婦別姓・全国陳情アクション
西村カリンジャーナリスト
安田浩一ノンフィクションライター
村上博医師
笛美会社員
古市裕子企業経営者・SDGsスペシャリスト
辛永虎会社経営
吉岡稔浩会社経営
ラサール石井俳優・演出家
杉原悠人編集者
三浦まり上智大学教授
松田幸子弁護士
小関温子医師
隠岐さや香科学史研究者
福田和子SRHRアクティビスト
選挙ギャルズ 
宮崎園子フリーランス記者
長谷川宏専修大学教授
斎藤貴男ジャーナリスト
四國光
西中誠一郎ジャーナリスト
ギフカラ
石田法子弁護士
古今亭菊千代落語家
嶽本あゆ美劇作家
申きよんパリテアカデミー共同代表
村上敏明戦争体験語り部
内田竜成俳優
東山光宏会社経営
森将栄俳優
土井郁己俳優
大山瑞希自営
金平茂紀ジャーナリスト
円城寺あや俳優
外波山文明椿組座長
古澤辰勲アーティスト・映像作家
石原真樹新聞記者 
やまなかももこ絵描き
山本伸夫フリーライター
永井愛劇作家・演出家
非戦を選ぶ演劇人の会

呼びかけ人(五十音順)

伊藤和子ヒューマンライツナウ副理事長 弁護士
上野千鶴子WAN理事長 東京大名誉教授
奥谷禮子ザ・アール創業者
杉浦ひとみ弁護士
竹信三恵子ジャーナリスト、和光大学名誉教授
田中優子法政大前総長
辻山栄子早稲田大学名誉教授
浜矩子経済学者
東村アキコ漫画家
菱山南帆子市民運動家
福田和香子アクティビスト
前田佳子日本女医会会長
和田静香ライター
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ミサイルよ鳩になれ スカーフ


離れていても、集会などに参加できなくても、つながっていきたいと平和のスカーフを作りました。




1,500円のご寄付ごとに1枚のスカーフをプレゼントいたします。

  • *ご希望枚数が
    1枚~5枚の場合:
  • ご寄付と合わせて430円の送料をお振り込み下さい。
  • *ご希望枚数が
    6枚~10枚の場合:
  • ご寄付と合わせて600円の送料をお振り込み下さい。
  • *ご希望枚数が
    11枚以上の場合:
  • 着払いでお送りします。

連絡先:gunkakuyurusanai@gmail.com
*ご住所、お名前、ご連絡先、希望枚数を書いてご連絡下さい。

振込先: ゆうちょ10000 56481531
*他の銀行からは008普通預金 5648153

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組織・事務局


共同代表:田中優子
前田佳子
共同副代表:上野千鶴子
竹信三恵子
東村アキコ
事務局長:杉浦ひとみ

連絡先:
〒113-0033
東京都文京区本郷3-18-11 TYビル302
東京アドヴォカシー法律事務所

E-mail: gunkakuyurusanai@gmail.com

カンパ振込先:
ゆうちょ10000 56481531
*他の銀行からは008普通預金 5648153

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Topics


シンポジウム動画は
こちらから❗

第1部 13時35分~ 講演平井美津子さん「戦争と性暴力(仮題)」

第2部 15時5分~15時35分 参加報告

田中優子さん

竹信三恵子さん 韓国「北東アジア平和を願う女性シンポジウム」

第3部 座談会

平井美津子さん

松原文枝さん 「報道ステーション」元CP。ドキュメンタリー監督 映画『ハマのドン』がキネマ旬報文化映画ベスト・テン第3位

徳田悠希さん GeNuine(ジェヌイン)代表/共同創設者

共同代表就任の挨拶

『平和は、あきらめない人の手でつくられる』

このたび、「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」共同代表を拝命いたしました前田佳子(まえだよしこ)(日本女医会会長)です。

2025年の今年、日本は戦後80年という節目を迎えました。8月には広島と長崎で慰霊祭が営まれ、あの日の惨禍と、核兵器のない世界を願う声が改めて響き渡りました。被爆者の方々が語り継ぐ体験は、私たちに「二度と同じ過ちを繰り返してはならない」という強い使命を与えています。

しかし現実には、国際的な緊張の高まりとともに、軍拡が安全の保障であるかのような議論が広がっています。歴史は、軍備の拡大が平和をもたらすどころか、恐怖と不信を増幅させ、戦争への道を開く危険を何度も示してきました。

私たちは、武力ではなく、対話と理解、協力こそが平和を築く礎であると信じています。女性として、生活者として、そして次世代に平和な社会を引き継ぐ責任を持つ者として、軍拡に反対し、平和的な外交と人々の安全を求め続けてまいります。

田中優子代表とともに、この会の理念を広げ、草の根の声を社会に届ける活動に全力を尽くしてまいります。戦後80年のこの年、過去から学び、未来を守るために――皆さまと共に声を上げ、行動を広げてまいります。どうぞお力添えをよろしくお願い申し上げます。

2025年8月10日
「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」
共同代表 前田佳子

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声明文・要望書等

2025年
2024年


「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」
東京都知事選後
私たちのこれからの行動
2024年7月20日

 都知事選挙に際して女たちの会では小池都政の8年を分析し、社会情勢に鑑みて改善すべき点を整理しました。合わせて、立候補者の1人である蓮舫氏こそが、私たちが必要と考える政策を実行してくれると判断し、会として応援することで合意しました。これらを踏まえて6月6日にHPに都知事選挙への考えを公表しました。
 選挙結果は小池百合子氏の当選に終わりました。これから以下のことを実行していくつもりです。



女性への誹謗中傷を許さない

選挙が終了したにもかかわらず、都知事選候補者だった蓮舫氏に対し、誹謗中傷が続いています。その多くが女性蔑視につらなる中傷で、それは蓮舫さん個人を超えて、女性全体への誹謗中傷である、と私たちはとらえています。戦争と軍拡を止めるとともに、女性差別の撤廃と真に多様性のある社会の構築を目標にしている私たちは、蓮舫さんへの攻撃を許しません。



Ⅱ 「ひとり街宣」の継続と発展

「ひとり街宣」の経験と成果の記録を公開し続け、今後の運動の柱にします。
今回の選挙では、政治に対して「個人」が考え、「個々で」行動する「ひとり街宣」が広がりました。724駅で、延べ3000人以上の人が実施しました。
投票行動をしている人たちがまさに政治の当事者であり、主役が有権者であるという民主主義を体現した「ひとり街宣」は、「自分には声がある」ということを個々人が発見した行動になり、今回の都知事選の大きな収穫でした。
「ひとり街宣」は今後も、それぞれが自分自身のために、続けるべき運動方法です。



Ⅲ 小池都政に以下の改善を求め続ける

1. 温暖化対策と都心の緑化推進
「沸騰化」する世界と日本にとって、これ以上の緑地の狭小化と高層ビルの乱立は許されません。外苑再開発、築地再開発、日比谷公園の樹木伐採などが今後どのような方向に動き、そこに都がどうかかわっていくのかを注視し、必要な行動をとります。都民の民意を反映させる手段として都民投票を推奨します。

2. 本当に有益な都税の使用法を追求
プロジェクションマッピングに 2023-24 年度合わせて48億5千万円もの都税が使われています。小池都政はこれを継続することを表明しています。
都民の貧困を放置し、「光に光を当てる」ばかりで、「影に光を当てる」ことができない都政に、改善を求め続けます。

3. 真の少子化対策は若者支援
東京都の出生率は0.99と過去最低を記録しました。改善のためには、蓮舫さんが政策に掲げた「若者支援」が欠かせません。
若者と現役世代の労働条件の改善は、都と契約する業者とともに進めることができます。それが高齢者支援にもなり、子どもへの支援にもなります。スクールカウンセラーの復職・継続も、その一環です。今後も具体的な若者支援を、都に向けても、国に向けても、訴えていきます。

4. 関東大震災で虐殺された在日朝鮮人への追悼文の送付
関東大震災時における在日朝鮮人虐殺は、都においても事実が認められています。したがって歴代の都知事は犠牲者の追悼式典に、追悼文を送ってきました。小池都知事は追悼文を送らない方針に変え、7年にわたって追悼文の送付を拒否してきました。これは、都民に対し、差別を促していることになります。

5. 開かれた都庁記者会見の実現
記者の背後には都民と国民がいます。質問した記者にはすべて誠実に回答する、開かれた記者会見を実現してください。
東京都の都庁記者クラブはコロナ禍や改築を理由に現在は1社1人と限定し、一部の記者しか指名されず、フリーの記者たちは質問すらできない状況が続いています。都民は報道を通して、都の情報や小池都知事の考えを知り、それに基づいて是正を求める権利があります。知る権利は民主主義の基本です。



「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」
https://gunkakuyuhantai.awe.jp



【都知事選挙 蓮舫 田中優子の応援】



「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」
東京都知事選への私たちの考え方
2024年6月6日

私たちは今回の都知事選で蓮舫さんを支持します。
理由は5つ。


1) 自民党と表裏一体の金権政治を終わらせましょう!!

 蓮舫さんを応援する力が、金権体質、格差容認の自民党政治をきっぱりと終わらせる大きなステップになります。小池百合子都知事は、かつて自民党を批判して都知事になりましたが2020年以降は自民党と一体化して都政をおこなっており、現在の小池都政は、外苑再開発の問題など自民党政治そのものです。
 裏金問題を解決できない、自浄の能力と体力を失った自民党にこれ以上国政をまかせれば、日本はひたすら衰退していきます。東京から日本の衰退を食い止める必要があります。



2) 都の出生率は0.99と過去最低に!!
   48億円のプロジェクションマッピングより、物価高、生活苦への拡充支援を!!

 続く物価高でますます広がる東京都の経済格差に目を向け、貧困への対策、住居の手当、子どもや若者への支援に力を入れる方向に、今こそ舵を切る時です。そのためには、あらゆるところにはびこる無用な出費を中止し、必要な対策に使う知事が必要です。


・低廉な家賃で住みよい住宅を求める人たちの生活安定のためには公営住宅の整備が欠かせませんが、都営住宅の新規建設は25年間連続ゼロです。

・プロジェクションマッピングに 2023-24 年度合わせて48億5千万円もの都税が使われています。事業の委託先は、五輪談合で指名停止中の電通の子会社「電通ライブ」です。

・その足元では、食糧支援にリーマンショック時より多い700人以上が毎週土曜日に並んでいますが、小池知事は一度たりともここに足を運んだことがありません。

・憲法で保障されている人権が尊重され、貧困や生きづらさから脱することができる東京に変えましょう。雇用、住まい、教育が享受できる東京に変えましょう。そのために、新しい都知事を選びましょう。



3) 700本の樹を切る外苑前再開発を即座に見直し、緑豊かな都市に!!

 温暖化が進むこの時代に、ヒートアイランド現象を助長する大規模再開発を見直すべきです。今こそ東京を水と緑の都市にしなければなりません。


・世界の主要都市の中で、東京はニューヨーク、ロンドン、ソウル、パリ、上海と比べて一人当たりの緑地面積が少なく、北京とほぼ同じです。23区の一人当たりの公園面積も、ロンドンの約6分の1、ニューヨークの約4分の1、パリやソウルの約3分の1です。にもかかわらず、再開発のために多くの木を伐採しようとしています。すでに再開発された高級マンションは、4分の1が投資目的で法人に買われていると報道されています。再開発が都民の生活を向上させるのでしょうか?都民のためではなく、大企業との癒着による、一部の人々の利益のために行われているのではないでしょうか?

・異常気象による災害が頻発すれば、被災地の方たちは健康で文化的な生活を失います。巨大都市東京こそが、率先して緑化に取り組むべきです。



4) 質問した記者にはすべて誠実に回答する開かれた記者会見の実現を!!
   黒塗りを止め、情報公開の徹底を!!

 都民が政治参加への意欲を持ち続けるために、嘘や誤魔化しをせず、報道機関との質疑・対話にも真摯に向き合い、正しい情報を都民に提供することで、透明性の高い都政を実現していただきたいです。


・2016年に記者クラブの改革開放を打ち出した小池都知事でしたが、東京都の都庁記者クラブはコロナ禍や改築を理由に現在は1社1人と限定し、一部の記者しか指名されず、フリーの記者たちは経歴詐称疑惑の質問すらできない状況が続いています。都民は報道を通して、都の情報や小池都知事の考えを知り、それに基づいて是正を求める権利があります。知る権利は民主主義の基本です。



5) 関東大震災で虐殺された在日朝鮮人への追悼文の送付停止の見直しを!!

 東京都の歴史を直視し、そこに差別、弾圧、不平等があったのなら、それを明らかにし、都民と認識を共有することによって、真に多様性を尊重する都市を目指すことこそが、国内外に大きな役割を果たす首都東京の役割です。


・歴史上、日本全体にも東京都にも、さまざまな差別による事件が起きました。その最たるものは、関東大震災時における在日朝鮮人虐殺です。この歴史的事実は、都においても事実が認められています。したがって歴代の都知事は犠牲者の追悼式典に、追悼文を送ってきました。ところが小池都知事は追悼文を送らない方針に変え、7年にわたって追悼文の送付を拒否してきました。これは、差別を促したことになります。

・小中高校への教育無償化を他の自治体にさきがけて進める一方で、朝鮮学校への補助金支給は、2010年以降、打ち切られたままです。全国の公立や国立の小中高大学も運営費などを削られ、施設は酷い状況下にありますが、補助金が停止されている朝鮮学校では、水道水が出なかったり、階段の一部や天井が剥がれたりしています。2023年12月には、補助金復活を求める生徒や支援者ら8200筆の署名を小池知事は受け取りましたが、その後も補助金は停止されたままです。



8年越しの小池百合子都知事の公約は7つのうち少なくとも6つが未達成です。
東京都の出生率は0.99と過去最低を記録。
介護離職ゼロ、残業ゼロといった人を大切にする公約が果たせていない点は、小池都政の問題点を浮き彫りにしています。
経済を活性化し、雇用を充実させ、物価高騰に負けない都政、人を大切にする東京都を築くためには、都知事の交代が、ぜひとも必要です。


私たちは蓮舫さんを支持します。

「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」
https://gunkakuyuhantai.awe.jp

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シンポジウム


シンポジウム動画は
こちらから❗

第1部 13時35分~ 講演平井美津子さん「戦争と性暴力(仮題)」

第2部 15時5分~15時35分 参加報告

田中優子さん

竹信三恵子さん 韓国「北東アジア平和を願う女性シンポジウム」

第3部 座談会

平井美津子さん

松原文枝さん 「報道ステーション」元CP。ドキュメンタリー監督 映画『ハマのドン』がキネマ旬報文化映画ベスト・テン第3位

徳田悠希さん GeNuine(ジェヌイン)代表/共同創設者

動画【前半】 
https://youtu.be/Amv9j0pg1wA

動画【後半】 
https://youtu.be/nHVP97AYb8Q

動画【前半】 
https://youtu.be/y4aF5bwtMJ8

動画【後半】 
https://youtu.be/HLu1MdPq8ms

記事 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/321404

動画 
https://youtu.be/AIIPoz_rOH8

記事 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/285341

動画 
https://youtu.be/KAH_0cpoVqQ

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その他の活動



緊急行動!
4月30日から5月一杯 
毎週水曜17:30~18:00 
国会議員会館前にて、
選択的夫婦別姓制度 成立させるアピール


集まりましょう!


特に女性に大きな需要のあるこの法制度
女性たちの手で作れる、
という実績を作りましょう。



記事 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/358399

2024年7月20日

ひとり街宣を実施しました

 今回の都知事選では、724駅で延べ3000人以上の人が「ひとり街宣」に立ちました。「ひとり街宣」は2022年6月の杉並区長選挙で始まりました。その時に当選した岸本聡子区長は、立候補を表明するまで20年間海外のNGO(非政府組織)で活動し、区内の知名度は皆無でした。しかし気候変動対策や福祉の充実を訴え、それに賛同した支援者が、それぞれ地元駅で訴える「ひとり街宣」が起こったのです。
 それが都知事選に受け継がれました。ネット上のサイトに「スタンディングwith R」が立ち上がり、多様なデザインのプラカードが作られ、コンビニのネットプリントで誰もが印刷して掲げられるようになりました。

 政治に対して個人が考え行動するという民主主義を体現した「ひとり街宣」が広がったことは今回の都知事選を通して大きな収穫でした。田中優子代表、前田佳子共同副代表らも「ひとり街宣」に立ち、都知事選挙での投票への呼びかけるとともに、政策的な観点から蓮舫氏支援を訴えました。会のメンバーも個人として「ひとり街宣」を展開しました。

「ひとり街宣」の波及が取り上げられました
https://gunkakuyuhantai.awe.jp/

 (ひとり街宣:生活コモンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=n8J-FqNdv_U&t=5s

 (赤旗記事)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-06-30/2024063004_01_0.html

 当会は、外苑再開発の再考を求めています。築地再開発も予定されています。私たちは、築地の女将さんたちとも、共闘を行いました。
 小池都知事は「豊洲を生かす、築地を守る」と掲げましたが、築地は大規模開発が予定され約束は反故にされました。大規模開発再考の立場を共にする築地の女将さんたちの話を聞き、ともに蓮舫氏にエールを送りました。 

→女将さんの声を聞く(生活コモンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=nb_ozA9udT0

Arcタイムスで取り上げられる(45頃から)
https://www.youtube.com/watch?v=TZwsXWvyURU

記事 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/285341